【茶道具】菓子切りケース(裏千家)

さや坊

こんばんは~
sayaboのさや坊です。

このところFacebookもあまりやっておらずご無沙汰してましたが…
8月~10月にかけて大型のイベントに出店することが決まりましたので、
いろいろこちらでご報告等していければと思います。

さて、話は変わりますが、
ヤゴを持ち帰ってきた小3の次女が茶道を習うことになりました。
あ、ヤゴについては後日語ります!語りますよ(笑)

話が逸れました。

茶道を習うのは お嬢様だからではありません。
あまりの野生児っぷりに、少しでも作法やマナーを学んでもらいたいと…

次女はと言いますと、通っている書道の先生から進めていただいたこともあり、
そして何よりも 菓子に釣られて 通いたいと言っていました。

とはいえ、低学年で一人で通える茶道はとても少なく、
どうしたものかと悩んでましたら、ご縁があるものですね。
学校のお友達のご親戚が茶道の先生ということで、
お友達と一緒に通わせていただくことになりました。

通い出して2週間ほど、初心者用の茶道具セットが必要になりました。
ひと通り調べてみましたが(お得意の通販です)
3千円ほどで購入できる初心者セットは、交織となってますので
おそらく化繊との混合です。
見た目はちりめんのようにも見えますが…
初心者だから高級なものは必要ない、でも点前帛紗(ふくさ)は化繊ではなく
しっかりしたものが望ましいとのこと。

しっかりしたものというのはやはり「正絹」ですね。
裏千家用の正絹の点前帛紗ですが、だいたい2,000円くらいからです。
この正絹帛紗を使うのであれば、他の茶道具が化繊なのは…
という考えに至りまして。
良いお品物は当然お値段もイイ感じです(笑)

結果、作ることになりました(笑)
ないものは作ればいい がsayaboのモットーです。

茶道具の裂地は、先生によって考え方も違いましたり、
必ず、ということではないのですが、
やはり

古代裂(こだいぎれ)や 名物裂(めいぶつぎれ)というものを
使用することが多いと思います。

古代裂とは古い時代の染織品の端布のことで、一般には明治以前のものを指しているようです。
奈良時代の遺品である正倉院裂および法隆寺裂、
公家の衣装にみられる有職(ゆうそく)裂、
茶人の間で珍重された名物裂、
その他小袖(こそで)や能装束などのものもあるそうです。

その中の一つ、名物裂もよく使われている裂地ですね。

名物裂(めいぶつぎれ)

種類 説明
金襴(きんらん) 平箔(ひらはく)という漆を塗った紙に
金箔糸、銀箔糸を置いて糸状に切ったものを織り込み、
文様(模様)を作っています。
大変豪華なもので、名物裂の中でも最高位です。
茶入れだけでなく袈裟や能装束、表装裂などにも用いられます。
緞子(どんす) 経糸(たていと)と緯糸(よこいと)で
模様を織る絹の織物です。
渋くて深みがある色で、光沢があって重量感があり、厚みもあります。
仕覆の中でも格が高いものです。
間道(かんとう) 室町時代以降、縦縞、横縞、格子縞などの
斬新な縞模様があります。
模様が喜ばれた間道(かんとう)ですが、
中国広東地方で作られた絹織物であったことからこの名がついたようです。
錦(にしき) 二色かそれ以上の色糸を使い、一本の糸にして織ります。
日本でも飛鳥、奈良時代より織られてきた錦(にしき)です。
金のような美しい織物として古くから重宝されてきました。
金襴よりも重厚な美しさが特徴です。
モール(莫臥爾) 桃山時代にペルシャやポルトガルから渡った織り物です。
回々織、毛宇留、毛織などとも書き、
元々は「mogol」というポルトガル語です。
南蛮貿易でもたらされた特徴ある織物です。
絹糸に金や銀を巻き付けて金や銀などを絹の糸に巻き付けて、
文様を織り込み出したものです。
金モールや銀モールという分け方もあります。

はい、またもや脱線しました(笑)

今回はリメイク用に古い帯を購入したのですが、この名物裂の名古屋帯で茶道具一式を作ることにしました。

まずは【菓子切りケース】になります。

菓子切りケース
菓子切りケース

扇子を茜色の軸のものにしましたので、それに合わせて裂地も次女の好む赤系の色にしました。
正絹の名古屋帯、名物裂になります。

余談ですが、帯の柄付けには3通りあります。

帯の柄付け

説明
全通(ぜんつう) 総柄・通し柄とも呼ばれ、最初から最後まで帯全体に柄があります。
六通(ろくつう) 全体の六割に柄があるという意味で、帯の下に巻く部分は見えないので側を省いています。
一般的に、同じ柄であれば帯の価格も全通の六割程度となり、袋帯のほとんどが六通となります。
太鼓柄(たいこがら) 飛び柄、またポイント柄とも呼ばれ、太鼓と前に柄があります。
全体の三割ほど柄付があるところから、三通とも呼ばれます。

相方さんに「相変わらず渋いね(笑)」と言われましたが、
し、渋いのかなぁ…
けっこう文様とか気に入っているのです。

お客様へお出しする和菓子に添える、和菓子切(わがしぎり)ですが、
本来の黒文字でも良いと思うのです。
が、使い勝手と保存性を考え、ステンレス製を購入しました。
鶴がイイ感じです!

収納するとこんな感じです。

菓子切りケースに収納
菓子切りケースに収納

えぇぇぇと…
出しやすいように鶴にコードを取りつけましたら…
首吊り?Σ(゚д゚lll)ガーン
くいっといっちゃってる!

外すかどうか悩むところですが…
見なかったことにします。

お道具一式揃えますので、娘にはお道具を大切に使っていってもらいたいです。

※2018年6月18日 追記

先生から紐を取るように言われましたとのこと(笑)
紐はダメなようです…
ひとつ勉強になりました…

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