こんばんは~
sayaboのさや坊です。
今日は月曜日!
茶道のお稽古日でしたので、古袱紗作成は今日がリミット!
ということで、無事古袱紗が完成しました☆
古袱紗ってなに?というご質問があるかと思うのですが、
茶席において、点てられた抹茶を運ぶ際に茶碗の下に敷いたり、
茶器の拝見の際に畳の上に広げて拝見することに用いられるようです。
裏千家での使用ですね。
表千家では「出帛紗/出袱紗<でふくさ>」という、
「手前帛紗/手前袱紗<てまえふくさ>」に似たサイズのものを
使用するようです。
ちなみにサイズもそれぞれ違うんですよ~
古帛紗/古袱紗<こぶくさ>のサイズ
種類 | サイズ(約) |
---|---|
出帛紗/出袱紗<でふくさ> | 縦27.3cm × 横28.4cm (縦9寸 × 横9寸3分) |
手前帛紗/手前袱紗<てまえふくさ> | 縦27.5cm × 横28.4cm (縦5寸 × 横9寸3分) |
古帛紗/古袱紗<こぶくさ> | 縦15.2cm × 横16.3cm (縦5寸 × 横5寸3分) |
いやぁ、茶道は奥が深い。
古帛紗/古袱紗<こぶくさ>の作り方
というわけで、この「古帛紗/古袱紗<こぶくさ>」ですが、
実はかなり特殊な作り方になります。
日本の昔からの作り方ですね。
作り方のポイントですが、
- 袱紗は「福」の縁起をかけて、糸を途中で切らずに縫うこと
- 玉止めは作らないこと
- 角をきちんと立てること
- 歪みがないこと
- 返し口は糸を弛ませながら縫い、弛ませた箇所から返すこと
- 5mmほどキセをかける
- ふんわりと仕上げる(アイロンをかけすぎない)
これが 必須 です。
※キセ = 生地と生地の接ぎ目に入れるゆとり分のことで、縫い目が見えないようにします
古帛紗/古袱紗<こぶくさ>の縫い方
上記必須事項を守りながら、
長~い糸を使って、根気よく一針一針縫っていきます。
正絹の裂地を使用する場合は、縫い糸も絹糸がいいですね~
本当は伝統的な音楽をたしなみながら、
もしくは日本古風なものを感じながら、
一針一針縫っていけばよいと思うのですがね、
スミマセン、さや坊は深夜にチクチクとやっておりまして…
あろうことか ハードパンク+スクリーム をガンガン聞きながら
一針一針心を込めながら縫っておりました(笑)
いいの、心はこめているから!
古帛紗/古袱紗<こぶくさ>の返し方
5番めの 『返し口は糸を弛ませながら縫い、弛ませた箇所から返す』というのが
なかなかのクセモノです。
裂地と裂地の間で糸が弛んでいるの、わかりますか?
かなり弛ませて、この間から裂地を返すんです。
もちろん角をしっかりと立てながら!
角を立てないと台無しになってしまいます。
古袱紗は 縦15.2cm × 横16.3cm くらいなので、
こじんまりとした感じです。
ふんわりさせているので四角形に見えないかもしれませんが、
きっちりかっちりちゃんと四角形に仕上がりました(笑)
これで一通り必須なお道具は揃いました☆
が、まだ一品、茶道に必要なものを作りますよ~
作りましたらまたご報告いたします♪