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【茶道具】数寄屋袋<すきやぶくろ>

さや坊

こんばんは~
sayaboのさや坊です。

コミケ出店のため、久々に追い込まれ追い込まれ…
(イベント前は常に追い込まれていますが…)
フラグ立ちまくりでした…

近年追い込まれた後の疲労感がハンパないです。
どうぞ皆さま、製作は計画的に!(笑)

さて、こちらは販売品とは異なるのですが、
茶道におきまして あったら便利! という アレ を作りました。
いえ、今まで作ろう作ろうと思いながらも、やむを得ず鞄の中で汚れないように道具類をジップロックに入れて持たせてましたところ、やはり先生から「入れ物を…」というお言葉をいただきまして。。。

いや、作ろうとは思ってたのですがね!
なかなかね!

というワケで、やっと最後の一品が完成いたしました~

アレ とは 数寄屋袋 になります。

数寄屋袋(すきやぶくろ)

実は『数寄屋造り』から語源が来ています。

数寄屋造り【wiki

数寄屋(茶室)風を取り入れた住宅の様式とされるそうです。
語源の『数寄』(数奇)とは、和歌や茶の湯、生け花など風流を好むことであり(→ 数寄者)、『数寄屋』は『好みに任せて作った家』といった意味で茶室を意味するそうです。

『数寄屋 → 茶室』ということで、数寄屋袋も『茶室で使う袋』=『茶室袋』という意味になるのかもしれません。

実際の数寄屋袋とは、懐紙入れよりひと回り大きく、茶道やお茶席の際に 点前帛紗・古帛紗・扇子・懐紙入れ・菓子切り などを入れたり、替えの足袋や小物を入れることができる袋物のことをいいます。
着物の女性にとっては『必需品』ともいえる、和装小物のひとつとなります。
和風クラッチバッグとも言えるかもしれませんね。

さて、ご説明はこのくらいで…

数寄屋袋が完成

完成した数寄屋袋はこちら☆
じゃじゃーーーーーん!

数寄屋袋
数寄屋袋

茶道具一式と同じ帯から作られています。
さや坊個人としては、ちょっと落ち着いた柄かもしれませんけど、この文様かなり好きです。
次女も赤い色を好むので、ちょうどよかったなぁと。

数寄屋袋:開いたところ
数寄屋袋:開いたところ

フタを開けるとこんな感じです。
裏地も正絹です。
帯の裏地をそのまま使用しています。

数寄屋袋:開いたところ
数寄屋袋:開いたところ(違う方向から)

意味はありませんけど、なんとなく違う方向から!
帯が茜色の落ち着いた色合いでしたので、マグネットホックはアンティーク調の真鍮カラーのものを使用しています。
なかなか強力なマグネットだったようで、開閉もかなり強力です(笑)
中身が出てしまうことはなさそうだからヨカッタ。

茶道:7つの神器

ここでちょっとお得意の脱線です。

今までも少しご紹介してまいりましたが、茶道では流派によって使うものやサイズが決まっている場合があります。(というか決まっています!)
お道具は特殊な物ですので、やはり買う前にはまず茶道の先生に確認をしてから揃えることをおススメします。

例えば、次女の通っている茶道は裏千家なのですが、やはり先生によって考え方なども異なるということで、「ある先生はOK、ある先生はNG」ということがよくあるそうです。
とりあえず次女は小学生ということで、それほどしっかりとしたお道具でなくても良いと言われましたが、点前帛紗だけはしっかりしたものを、と言われていました。
あとのお道具は通販で販売されているような2,000~3,000円くらいのセットの物でもよいと言われました。

が、過去の記事でお話ししましたように、次女の好みの問題で、なかなかコレ!というお品物が見つかりませんでした。
適当なものに3,000円をかけるのであれば、しっかりとしたものを作ってしまおう!ということで茶道具作りが始まったのですが。

さて、初心者でもベテランの方でも、必ず必要となる7つのお道具。

1.お茶席扇子/茶扇<おちゃせきせんす/ちゃせん>

茶室に入る際、挨拶する際、また道具を拝見する際に、ひざの前に扇子を置き、扇子とひざの間に両手をついて挨拶や拝見をします。
ひざの前に扇子を置くという行為は、相手との間に結界を作り「相手を敬う」という気持ちを表している、といいます。

2.手前帛紗/手前袱紗<てまえふくさ>

帛紗/袱紗 と表記が異なる場合がありますが、漢字の違いでご説明しますと…
お金を包むふくさは『袱紗』
茶道で使うふくさは『帛紗』
と使い分けられていることがあるそうです。

こちらも男性・女性・流派によって使う色・柄が異なります。
茶道で使う帛紗は、お金を包むことはせず、茶道具を清めたり、お茶碗やその他のお道具を拝見したりする際に使います。

3.古帛紗/古袱紗<こぶくさ>

手前帛紗より小さいもので、茶席において、点てられた抹茶を運ぶ際に茶碗の下に敷いたり、茶器の拝見の際に畳の上に広げて拝見することに用いられるようです。
手前帛紗ほど厳密な決まりはなく、華やかな柄の物を使用しても良いことが多いそうです。

4.懐紙<かいし>

お菓子を取り分ける際、お皿代わりに使用します。また、お茶をいただいた際に手を清めたり、飲み口を拭ったりするために使われます。お茶菓子を食べきれない場合などはこの懐紙に包んで懐にしまい、持ち帰ります。

5.懐紙入れ/懐紙挟<かいしいれ/かいしばさみ>

懐紙を入れるケースになります。
この懐紙入れに 懐紙・茶席扇子・古帛紗・菓子切り を収納します。
点前帛紗は懐紙入れには収納しません。

6.菓子切り<かしきり>
7.菓子切りケース<かしきりけーす>

菓子切りは楊枝とも呼ばれています。
お菓子をいただく際に使うもので、すぐに取り出せるように、菓子切りケースに入れ、懐紙に挟んでおきます。
菓子切りには 黒文字と呼ばれている木製のもの、ステンレス製、象牙製、樹脂製など、様々な素材の楊枝があるようです。
今回次女用に選んだのはステンレス製のものとなります。

菓子切りケースは『鞘(さや)』ともいいますが、まさにそのまま(笑)
菓子切りを入れるケースです。
懐紙入れや古帛紗と同柄・同じ布地のものにしますと、統一感があって素敵です。

数寄屋袋に収納

長らく脱線いたしましたが、この7つの神器を全て収納してみます!

数寄屋袋:中身入れてみた
数寄屋袋:中身入れてみた

中身入れてみました。

もちろん!
いつものことですが…
数寄屋袋を作成する際、特段 サイズは計っていません。
数寄屋袋は正方形の布地から作ります。
帯の幅をそのまま有効的に活用しましたので、帯のサイズ=数寄屋袋のサイズ となります。

まぁ入らないことはないだろうとの憶測ですが…
入らなかったらショック!

数寄屋袋:蓋閉めてみた
数寄屋袋:蓋閉めてみた

入りました!
入りましたよ!
7つの神器が全て収納されました!

パッツンパッツンかと思いきや、それほどでもありません。
しかし、ここに足袋などを収納するのは抵抗がありますので、足袋ケースも作っても良いかもしれません。
(次女の場合は足袋ではなく、白い靴下を使用しています)

この茶道具を作成した後、いつも緊張するのは 次女がお稽古に行くとき(笑)
これで大丈夫なのかな~と

今回もお稽古後に話を聞いてみましたが、問題ないとのことでした!

これで一応、裏千家・茶道具編 はひとまず完了です。

次女にはこのお道具を使ってもらいますが、実は素敵な正絹の帯を一目惚れでゲットしています(笑)
今後はその帯を使用して、茶道具などを作るかもしれません。

近々10月にまたイベント出店しますので、その際にお披露目できたらいいな~と思います。

また詳細などは追ってお知らせいたしますので、今後とも sayabo をよろしくお願いいたします<(_ _)>

【茶道具】茶道具一式(裏千家)

さや坊

こんばんは~
sayaboのさや坊です。

製作した 菓子切りケース・懐紙入れ・古帛紗
購入した 点前帛紗・茶席扇子
先生からいただいた 懐紙

と、ひと通りのものが揃いました☆

すべてを収納してみたいと思います♪

収納した茶道具一式
収納した茶道具一式

ふぉぉぉぉ!
入りました!!
ちゃんと入りましたよ!!

(入ってくれないと困るけど)

あれ、なんかちゃんとそれっぽくできてる!!
大丈夫そうだ!

点前帛紗(使い帛紗)は
懐紙入れにまとめて入れる方もいらっしゃれば、
入れない方もいらっしゃると言いますので、
持参させて先生に確認してもらうことにしました。

販売されている懐紙入れよりも
高さを1cmほど高くしてますので、
点前袱紗もしっかり入るはずですが…

問題は、ちゃんとふたが閉まるかどうかってところ!
(ココが大事!)

茶道具一式 ふたを閉めたところ
茶道具一式 ふたを閉めたところ

閉まった!!
ちゃんと閉まりましたよ!!

(閉まってくれないと困るけど)

茶道具一式 横から見たところ
茶道具一式 横から見たところ

横から見ても大丈夫ッ!

ふぅ…閉まってくれて安心しました…

さや坊の悪いところ
ちゃんと事前に設計(確認)?しないので、
時折大失敗をかまします…
今回は上手くいきました。

人はこれを 行きあたりばったり とも言います。

ふぅ、これでなんとかお稽古には行ける準備が整いました☆

あとは あったら便利! という アレ を 作りたいと思います♪

【茶道具】古帛紗/古袱紗<こぶくさ>(裏千家)

さや坊

こんばんは~
sayaboのさや坊です。

今日は月曜日!
茶道のお稽古日でしたので、古袱紗作成は今日がリミット!
ということで、無事古袱紗が完成しました☆

古袱紗
古袱紗 表
古袱紗 裏
古袱紗 裏

古袱紗ってなに?というご質問があるかと思うのですが、
茶席において、点てられた抹茶を運ぶ際に茶碗の下に敷いたり、
茶器の拝見の際に畳の上に広げて拝見することに用いられるようです。

裏千家での使用ですね。
表千家では「出帛紗/出袱紗<でふくさ>」という、
「手前帛紗/手前袱紗<てまえふくさ>」に似たサイズのものを
使用するようです。

ちなみにサイズもそれぞれ違うんですよ~

古帛紗/古袱紗<こぶくさ>のサイズ

種類 サイズ(約)
出帛紗/出袱紗<でふくさ> 縦27.3cm × 横28.4cm
(縦9寸 × 横9寸3分)
手前帛紗/手前袱紗<てまえふくさ> 縦27.5cm × 横28.4cm
(縦5寸 × 横9寸3分)
古帛紗/古袱紗<こぶくさ> 縦15.2cm × 横16.3cm
(縦5寸 × 横5寸3分)

いやぁ、茶道は奥が深い。

古帛紗/古袱紗<こぶくさ>の作り方

というわけで、この「古帛紗/古袱紗<こぶくさ>」ですが、
実はかなり特殊な作り方になります。
日本の昔からの作り方ですね。
作り方のポイントですが、

  1. 袱紗は「福」の縁起をかけて、糸を途中で切らずに縫うこと
  2. 玉止めは作らないこと
  3. 角をきちんと立てること
  4. 歪みがないこと
  5. 返し口は糸を弛ませながら縫い、弛ませた箇所から返すこと
  6. 5mmほどキセをかける
  7. ふんわりと仕上げる(アイロンをかけすぎない)

これが 必須 です。

※キセ = 生地と生地の接ぎ目に入れるゆとり分のことで、縫い目が見えないようにします

古帛紗/古袱紗<こぶくさ>の縫い方

上記必須事項を守りながら、
長~い糸を使って、根気よく一針一針縫っていきます。

正絹の裂地を使用する場合は、縫い糸も絹糸がいいですね~

本当は伝統的な音楽をたしなみながら、
もしくは日本古風なものを感じながら、
一針一針縫っていけばよいと思うのですがね、
スミマセン、さや坊は深夜にチクチクとやっておりまして…
あろうことか ハードパンク+スクリーム をガンガン聞きながら
一針一針心を込めながら縫っておりました(笑)

いいの、心はこめているから!

古帛紗/古袱紗<こぶくさ>の返し方

5番めの 『返し口は糸を弛ませながら縫い、弛ませた箇所から返す』というのが
なかなかのクセモノです。

古袱紗の返し方
古袱紗の返し方

裂地と裂地の間で糸が弛んでいるの、わかりますか?
かなり弛ませて、この間から裂地を返すんです。
もちろん角をしっかりと立てながら!
角を立てないと台無しになってしまいます。

古袱紗のサイズ
古袱紗のサイズ

古袱紗は 縦15.2cm × 横16.3cm くらいなので、
こじんまりとした感じです。

ふんわりさせているので四角形に見えないかもしれませんが、
きっちりかっちりちゃんと四角形に仕上がりました(笑)

これで一通り必須なお道具は揃いました☆

が、まだ一品、茶道に必要なものを作りますよ~
作りましたらまたご報告いたします♪