モンステラ ホワイトモンスター

後退した斑入りモンステラをリセットしてみる

俺

こんにちは!Sayabo54です。😊

モンステラとは

モンステラ」って世代的には、ウルトラマン怪獣のような名前に思えてしまうのですが…誰か同意して!🤣

南国の植物をテーマにしたデザインや最近の園芸店でも、モンステラが登場しているので、皆さんも一度は、目にされたことがある植物だと思います。

Monstera
大きな葉に変わった形の切れ込みが入った他の樹木などに絡みついて成長する蔓性の着生植物です。

この植物は、モンステラ鳳来蕉(ほうらいしょう)と呼ばれています。

モンステラは、いろいろな品種があります。よく見かけるのは、モンステラ デリシオサ(学名:Monstera deliciosa)です。

観葉植物栽培家の杉山先生の解説にもありましたが、葉っぱが丸い形、切れ込みが深い形、矮性と言って大きくならなかったり、さまざまでしてコレクション性が高い人気の観葉植物です。

モンステラの斑入り

ややこしいのが「モンステラ デリシオサ」に斑(ふ)の模様(緑色の葉緑素が部分的に抜けた状態)が入った斑入りという品種の別名や通称です。

英語表記
Monstera deliciosa f. variegata
Monstera deliciosa Albo
Monstera deliciosa Albo ‘Mint’
Monstera deliciosa Aurea
Monstera borsigiana f. variegata
Monstera borsigiana Albo
Monstera borsigiana Albo ‘White Monster’
Monstera borsigiana Albo ‘White Tiger’
…etc.
日本語表記
モンステラ デリシオサ 斑入り
モンステラ デリシオサ アルボ
モンステラ デリシオサ オウレア
鳳来蕉(ほうらいしょう) 斑入り
天津蘭(てんしんらん)
モンステラ ボルシギアナ アルボ
モンステラ ボルシギアナ アルボ ホワイト モンスター
モンステラ ボルシギアナ アルボ ホワイト タイガー
…などなど

その他、黄色斑や斑の模様によってハーフムーンフルムーンなど、さまざまです。

それぞれの品種名によって解説されている方もいらっしゃいます。

でも、学術的には、現状どれも同じ「Monstera deliciosa」です。

モンステラの斑入りは、美しいこともあり日本だけでなく世界的に人気があります。

ですが、斑の定着が難しいことで流通量もいまだに少なく高額で取引されています。

他の植物のクローン苗は、多く流通していますが、モンステラ斑入りの苗でクローン苗とは、聞いたことがありません。※単に私が知らないだけだと思います。w

そんなこともあり単に「鳳来蕉の斑入り」として、ブランディングするより「モンステラ ボルシギアナ アルボ ホワイト モンスター」なんて名前で売り出した方がよりブランディングが効いてるのだと思われます。

後退した斑入りのモンステラ

先日、園芸用の軽石を買いに近隣の園芸店を巡っていたところ、お目当てのモノが見つからず、妻が移動中に見つけてくれた新規開拓のとある園芸店をのぞいてみることにしました。

以前からモンステラの斑入りを入手しようと海外も含めて物色していましたが、なかなか予算合わず見送っておりました。

ふと初めて訪れたこの園芸店の店内を見渡すと、そうなんです。モンステラの斑入り鎮座されています。😲

お~!と思いながら値札を見ると「見本」とあります。…ガックシ😣

他に傷んだアガベなど安かったのでそちらをレジに持っていきました。

あきらめがつかなかったので店長さんへ「あの見本のモンステラを売ってくれませんか?」と尋ねたところ、なんと店の奥の方(光は、ちゃんと当たってました)から「こちらの『先祖返り』したモンステラならばお安くできますよ」と言われましたので即断即決!w

【先祖返り】とは、いわゆるリグレッション(regression)のことです。

後退した」の意になります。

お値段も普通のモンステラ価格に!😍

店長さんは、「先祖返りで斑は、消えるから普通の『モンステラ』になりますよ?」と重ねて心配してくれていました。

確かに情報では、モンステラは、斑がなくなることが多く固定化しにくいと言われています。

でも、育ててみたかった憧れの斑入りモンステラです。

Monstera deliciosa f. variegata
こちらが入手したモンステラです。

葉の一枚だけが斑入りでした。あとは、斑なしの全面が緑色です。

Monstera deliciosa f. variegata

茎も元の1本は、「斑入り」です。脇芽の茎(くき)は、斑なしです。

何年も探し求めていたのに一番、近くで出会える「灯台下暗し」とは、まさにこのこと、不思議ですよね!😅

このまま斑が消えていくのを鑑賞しててもよかったのですが、どうしても試したいことがあるんです。

一縷の望みをかけまして、後退した斑入りモンステラの「リセット」にチャレンジしたいと思います。

前置き?!

いままでのは、「前置き」じゃないんかーい!とツッコミたくなりますが、

リセットの作業前注意事項です。

いましばらく、お付き合い願います。

私は、斑入りのメカニズム的なことは、よくわかりません。

突然変異としても斑入りのモンステラの数は、少なくとも世界中に存在していることは、確かです。

ただし、モンステラは、定着しにくいようなのです。

以前、「オザキフラワーパーク」の尾崎社長様が所有する?斑入りモンステラが店内に展示されているのを見たことがあるのですが、とても立派な大株でした。

ですが葉先などは、やや傷んでいたと記憶しております。それでもとっても美しく奇麗なモンステラでした。

その印象をもったまま杉山先生教えを拝聴しているとガテンがいくといいますか納得できるんです。

後退したモンステラでは、なく潜伏した状態なのではないか?と思えます。

なので根拠は、ないのですがワンチャン、斑入りを戻せる(リセット)のではないか?と思えるのです。

もちろん、条件や状態で、完全に後退することもありえると思います。

あくまでも個人的な実験の記録です。

なのでここから紹介するリセット手順などは、失敗する可能性がたかいのでご了承願います。

状態確認

目視で確認してみると大きめの深鉢有機質(おそらくピートモスなど)を主体とした用土が使用されています。

表面には、粒状の緩効性肥料が蒔かれていることがわかります。

現状の鉢の表面

まずは、斑入りモンステラの状態を鉢から抜いて確認してみます。

鉢を叩く

なかなか抜けなかったので鉢を叩いて緩めます。

根っこの状態

根っこの状態です。

根張りは、良いと思われます。

黒く腐った根は、ほぼありません。

用土は、適度な湿度があり若干、余裕があります。

ここから察するに根の状態は、良くて肥料も効いていて普通であれば「良好」な状態なのだと思われます。

そうですね環境良すぎて後退した可能性があります。

適度に過酷な環境作り

今回の対策は、「適度に過酷な環境作り」とします。

適度過酷とは、感覚的で難しいですね。😅

根を減らす

根は、状態が良いのですが、減らしていきます。

根を落とす

古い根を用土と一緒に落としていきます。

新芽

新芽確認できました。

だいぶスッキリした感じです。

輪切り

さらにここから株を節の間輪切りにして刻みます。

正直なところ、貧乏人の私は、この株が何万円もする高価なモンステラだったら切り刻むのは、躊躇(ちゅうちょ)してます。🤣

節の間

ガクガク、プルプル😱

節と節の間、なるべく根元残すように輪切りで刻みます。

輪切り

写真では、カミソリでカットしてますが、よく切れるナイフの方がよいかと思います。

芽

芽

写真だとわかりにくいですが葉茎付け根にある丸いふくらみから新芽が出てきます。

ここを残していく感じです。

灰汁(アク)を抜く

株の輪切りが終わりましたら切り口から灰汁(アク)を抜きます。

あく抜き

切り口を水に浸した状態で5分ほど放置します。

あく抜きが終わりましたら軽くキッチンペーパー等で水をふき取ります。

植え付け

新しいポット(植木鉢)へ挿し木します。

苗木

苗木の輪切りした切り口乾いてきたら植えつけます。

挿し木

写真のように苗木がチョット窮屈になるくらいの鉢のサイズを選びました。

植物がストレスを感じるくらいの気持ちです。

苗木の上下を間違えないように、もしくは、やや斜めにして挿し木します。横に向けても大丈夫だとは、思います。

挿し木

苗木が倒れない程度にやや浅めに植え付けました。

根が用土に収まれば茎(新芽)の部分は、用土の表面に露出していても問題ないかと思います。

用土は、鹿沼土:1軽石:1、の割合で無機質の土だけを使用しました。

元肥や肥料は、一切入れていません

用土は、無肥料でかつ水切れがよく弱酸性になるような選定にしました。

根

切り取った太い根も実験として分割して植え込みました。

挿し木

挿し木

挿し木

こんな感じです。

生育環境

天津蘭(斑入りモンステラ)生産者の方は、育苗棚の最下の方密集させて育てていたそうです。

私は、大きな温室や大きな育苗棚など持っていないので、なるべく近づけるように同じようなベランダ環境を作りたいと思います。

先ほどの挿し木したポットは、すべて「51型の育苗箱」へ並べました。

51型の育苗箱がすっぽりと入る黄色のコンテナは、「ホームセンター【カインズ】」で見つけました。

明和 種まきカバー51型 育苗箱用

さらにメーカー「明和」さんの商品に「種まきカバー51型 育苗箱用」が便利なので保湿状態にするのに使用しました。

遮光

これだけだと明るすぎると思われるので遮光ネット(遮光率30%)をかけました。

コンテナ

さらに調整用(ふたの代わり)に先ほどのカインズの黄色のコンテナをもう一段上に重ねて載せました。

かなり直射日光は、さえぎられるかと思われます。

種まきカバー」で保湿は、やや保たれますが底は、穴だらけなので通気は、されます。

これで「適度に過酷な環境つくり」は、できたかな?😅

何かみなさんのヒントになれば幸いです

今回は、わが家ベランダ暖かい季節の間環境です。

寒い時期になったら暖かい室内へ移動させます。

今後は、生育状況を不定期ですが報告させていただきます。

お知らせ

最後に Sayabo からのお知らせです。😊

モンステラ大好きSayabo だからリアルテーマに心を込めて制作しました。

Sayabo オリジナル「モンステラ デリシオサ 斑入り」デザインのコットン・ファブリック商品公式オンラインストアSayabo TOKYO」から発売しております。

Monstera タオルケット
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Monstera クッションカバー
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Monstera ピローカバー
Monstera ピローカバー
Monstera ピローカバー
Monstera ピローカバー

タオルケット」「ピローカバー」「クッションカバー」など今後もラインナップが追加されていきます。

私も毎日、使ってますがモンステラの夢を見て幸せ気分です!😍🤣

よろしければ「Sayabo TOKYO」よりご覧ください。

それでは、マタ😊

7 thoughts on “後退した斑入りモンステラをリセットしてみる”

    1. こんにちは😊

      コメントありがとうございます。

      あれから茎伏せの状態は、3カ月ほど経つので動きがあってもよいのですが、現状維持といいますか新芽の部分が薄っすらわかりやすくなった程度です。

      後ほど写真もアップしようかと思います。

      1. こんにちは、はじめまして。茎を切って、あく抜きしたらブラックウォーター(復活剤)をつけなくても大丈夫ですか。杉山さんのやり方だと付けますか。外国人ですみません。

        1. こんにちは😊

          コメントありがとうございます。

          あく抜きの後は、何も付けませんでした。

          切り口に薄い膜ができる程度に乾燥させるだけです。

          発根剤や消毒薬など不要だと思います。

  1. 鹿沼土の粒の大きさはどのくらいを使用されましたか?

    1. コメントありがとうございます。🙏😊
      鹿沼土は、「小粒」を使用しました。
      軽石も同じくらいのサイズの「小粒」です。

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