皆様、ご無沙汰しておりました。m(_ _)m
実は、春頃から熱帯の観葉植物の輸入販売など始めてまして、そんなこんなで立て込んでおりました。w
熱帯の観葉植物なので夏場の気温は、特に問題ないのですが直射日光による葉焼け対策、根腐れ、冷害なども注意しなければなりません。
わが家のベランダにある簡易ビニールハウス(小型の温室)を苗木の保管、栽培の場所として利用しようと考えていたところ
今までは、特に温度管理もしないで、そのままの状態で簡易ビニールハウスとして使っていたのですが、いつのまにか秋も寒さ深まりまして、これからは、温室内の管理をちゃんとしよう!との思いから準備開始です。
温度を絶えず目視で管理するのも大変なので IoT 家電の活用や、オートメーションを目指します。
温度湿度の管理
まずは、基本となる温度と湿度の把握です。
この「Govee 温湿度計」を使ってみてチョー便利!wと今さらながら感激しております。
ベランダの温室まで温湿度計の画面を確認しに行かなくても Bluetooth の電波が届く範囲であれば室内からも端末を使って管理できるんです。
参考画面:
データは、記録されるので期間の数値も確認できます。
特に便利なのが温度と湿度の高低範囲でアラートの通知設定ができるので低温時や高温時などの対策もすぐに対応できます。
温湿度計としては、十分な機能です。
ただし、温度調整のサーモスタット機能は、ありませんので別途、必要となります。
※アラート機能を使って他の温度調整機器との連携や制御は、可能かと思われます。
温室ヒーター
温湿度の状態を簡単に確認できるようになりましたが、秋冬春と温室内の気温が観葉植物の適温を下回る場合などに対策が必要です。
温室やビニールハウスは、日中の日差しで暖かくなった室内の温度を夜まで維持するようなイメージがありますが外気の温度が下がるにつれて温室内の温度も低下していきます。
また、冬場の乾燥も対策が必要です。
簡易ビニールハウスの暖房にヒーターを使う場合、温室内の容量(立法メートル)を計算して最適なワット数の機器を選択します。
小型の温室の目安
- 0.3 立法メートル以下 150W
- 1.0 立法メートル以下 300W
- 1.8 立法メートル以下 500W
立法メートルの計算方法
縦長さ(m)× 横長さ(m)× 奥行長さ(m)= 容量(㎥)
例えば、わが家のベランダにある簡易ビニールハウスの場合、縦1.6m、横幅0.7m、奥行0.5m、なので 0.56 立法メートル(㎥)です。
1.0 立法メートル以下となることから 300W クラスのコスパが最適なヒーターとして「テクノス ヒーター 300W」を使用しております。問題なく快適に使えています。
この「テクノス ヒーター 300W」は、機能がシンプルなのが気に入りました。電源が入れば稼働できるのでサーモスタットとの相性もベストです。転倒時のOFFスイッチがあるのも安心です。小型の割には、パワフルです。
防水仕様では、ありませんので温室内にてヒーターへ水がかからない工夫が必要です。
温度の制御(サーモスタット)
ここでは、温室内の温度を制御するのにサーモスタットを使用します。
ある設定された温度を下回った場合に電源をオンにする ON 制御モードでの装置です。
サーモスタットの選択条件は、対応が可能な制御温度、ワット数、電源を必ず確認しましょう!
はじめにゴメンナサイw
この「ジェックス サーモスタット NX003N」は、GEX というアクアリウムで有名なメーカー品ですが観賞魚の水槽内(水中)で使用する前提のサーモスタットとなります。
なので家庭用電源で温室に使うには、推奨できないのですが他に候補が見つけられず「ジェックス サーモスタット NX003N」を選択しました。w
爬虫類用として他のサーモスタットもあるのですが若干、店頭価格が高いような気がして温度センサーに大きな違いは、ないだろうと勝手に考えました。
結論からするとわが家では、トラブルなく安定稼働しております。すごいぞ GEX!!!
室内から屋外への電源配線
今回は、家庭用電源 AC100V からサーモスタットを介してヒーター(300W)に配線します。
ベランダや屋外に電源が供給されていれば、そのままサーモスタットを接続してヒーターをつなげば完成ですが、わが家では、ベランダに電源コンセントがありません。
太陽光パネルを使った自家発電、蓄電も考えたのですが、予算の都合でまたの機会に
なので、室内からベランダへ電源コードとタップを引き回したいと思います。
ガラス戸の通気口から電源コードを通すこともできますが、ガラス戸の開閉が不便になりますので、エアコン室内機と室外機へつなぐ配管を通す通気口へ一緒に電源コードとタップを通します。
エアコン通気口には、配管をパテで埋められていると思われます。
パテは、柔らかいのでヘラなどでほじくれば、電源コードを通す穴を開けることができます。
パテが経年劣化などで汚れやぼろぼろになってきている場合は、新しいエアコン配管用パテを使って埋め直ししましょう。
家庭の室内コンセントから電源コードを延長して4個口などの電源タップにつなげます。
もちろん延長コードとタップが一緒になっているものでも問題ありません。
ベランダや屋外は、直射日光や雨風の影響を受けますので特に電源タップ周りは、しっかりと対策しましょう。
電源タップを防水、防御できるタッパータイプのものもあるようです。
私は、低予算のこともありペットボトルをリサイクルします。くりぬいて電源タップ周りを防水化しました。
ヒーターなども防水などの対策をしましょう
そして、電源タップへ「ジェックス サーモスタット NX003N」をさしましてヒーター用コンセントに「テクノス ヒーター 300W」をつなぎます。
温室内では、暖かい空気が上部に流れますのでヒーターは、室内の最下部に設置しました。
サーモスタットの温度センサーは、中間よりやや上部に設置しました。
「ジェックス サーモスタット NX003N」の場合、温度の誤差は、ほぼないと思われます。
今回は、低限温度が 約20℃ 24℃ になるように設定しました。
サーモスタットの設定値は、温湿度計の数値を見て調整します。
以上、温室・簡易ビニールハウスの保温(寒さ対策)方法でした。
次回は、温室・簡易ビニールハウスの暑さ対策です。
それでは、See you!