スキンダプサス トレウビー ムーンライト(Scindapsus treubii ‘Moonlight’)ちゃんの登場です。
銀色のパウダーのような光沢のある葉柄がとても綺麗な品種です。
海外では、わりと流通しているようなのですが日本では、あまり見かけません。
「スキンダプサス トレウビー」の「ムーンライト」は、園芸種だとおもうのですが原種の「スキンダプサス トレウビー」も同じような葉柄なのでもしかしたら銀色が特徴的な原種を「ムーンライト」と呼んでいるだけかもしれません。「ダークフォーム」という品種もあるようです。
詳しい方、是非、ご教授願います。m(_ _)m
たまにスキンダプサスとポトスを一緒にされている方がおられますが葉の厚みや形状、育成条件など微妙に違いがあります。
今までは、ベランダの温室で育てていたのですが何鉢かは、根腐れと葉焼けでダメにしてしまいました。( ;∀;)
わが家に限った話かもしれませんが、成長が遅いのと水を欲しがるのに根腐れを起こすという気難しさでなかなか元気に育たない状況でした。
今年の夏ごろから何が引き金かわからないのですが突然、最後の鉢が勢いよく蔓を伸ばし始めました。
狭い温室内のトレーの中で横ばいを始め、温室の枠へたどり着くと登り(クライミング)始めたので、鉢へ支柱を立てて植え替えしようかなと思います。
ちなみにスキンダプサスの横ばいは、登るところを探しているそうです。
準備する材料
スキンダプサスをハンギングに入れて垂れ下がるようにしているのを見かけますが、海外の情報を調べると比較的、Moss Pole(モスポール)という水苔の支柱へ登らせるのが良いとのことなので今回、作ってみます。
また、スキンダプサスは、垂れ下げると蔓先の葉が小さくなるとのこと、登らせると葉が大きくなるとのことなので検証も兼ねて支柱に這わせてみたいと思います。
ちなみにポトスもクライマーで支柱など登っていきます。
まずは、支柱となる「プラスティック メッシュネット」です。ホームセンターなどで販売されています。
メッシュネットは、加工ができるのであれば金属製でも問題ありません。
スキンダプサスは、蔓から「気根」が生えてきて支柱に絡みながら登っていきます。
なので 10mm x 10mm くらいのマス目が開いているタイプが使いやすいかと思います。
それから中へ詰める「乾燥水苔」です。特に品質にこだわる必要は、ないと思われます。
そして留め具となる「結束バンド」です。無ければ切れにくい紐でも大丈夫です。
「割りばし」など、長さを調整できる棒状のものです。
プラスティック メッシュネットのカット
プラスティック メッシュネットを好みのサイズに裁断します。
縦 300 ~ 500 mm x 横 200 ~ 300 mm くらいにカットします。※後ほど同じものをつぎ足しました。
ハサミやニッパーでカットできるかと思われます。
プラスティック メッシュネットを丸めて筒状にしたときに直径で約 70 ~ 100 mm がよいかと思います。これ以上に直径を太くする場合は、筒の中心に何か芯を入れた方がよいかと思います。
プラスティック メッシュネットがカットできましたら次の工程です。
乾燥水苔を戻します
乾燥水苔は、一晩水に漬けて戻す方法や熱湯で戻す方法などあります。
ここでは、水苔を硬めに戻したいので水に適量を浸して軽く絞った状態にして使用します。
水苔は、硬めにした方がスキンダプサスの気根も掛かりやすくよいと思われます。
支柱の形成
先ほどカットした プラスティック メッシュネットの丸める内側へ戻した水苔を厚さ 20 ~ 30 mm ほど敷きます。
次に、この状態から丸めて支柱へ形成します。
水苔が足りない場合は、この時点で足します。
結束バンド、紐などで留めます。
留め終わりましたら「モスポール」の完成です。
鉢へモスポールを立てる
モスポールを鉢へ立てて固定します。
写真は、わかりやすいように水苔を抜いてあります。
割りばしなどを鉢の内側の長さへそろえてモスポールへ十字に挿して鉢の内側へ固定します。
中心でも大丈夫ですが若干、端に寄せると株を入れやすいかもしれません。
鉢にモスポールを立てたら隙間へ底石を入れて水はけのよい用土と株を植えます。
わが家は、底石に中粒軽石を入れて用土は、ピートモスとパーライト、ベラボンをメインにした有機系用土です。
さて、スキンダプサス トレウビー ムーンライトは、右巻きなのでしょうか?左巻きなのでしょうか?
気根が張るまでは、結束バンドなどで固定します。
おわりに
モスポール仕立ててすぐは、スキンダプサスが瀕死の状態だったのですが...ゴメンよ
2日後には、ちょっと元気になってくれたような気がします?!
メンテナンス
モスポールの上部で未使用の部分は、乾燥防止にラップを巻いてあります。
スキンダプサスの葉の側面が外に丸まってきたら水不足のサインです。
モスポールへ水差しや霧吹きで加水します。
用土は、少し乾きぎみの方が根腐れしません。
また、経過を報告できればと思います。
それではマタ!